その日の「はじまり」の時間のこと

2月7日-8日に、開催したイベント「倉庫で結婚式の話をしよう」

そのなかで、私は、結婚式の1日を、いくつかのシーンに分けて、写真と言葉で展示をしました。

結婚式をプランニングさせていただくにあたり、大切にしていることの一つに「感情導線」があります。嬉しいや、ありがとう、時としてさみしい、も、いろんな感情が深く感じられる日だからこそ、その感情をしっかりと味わえる心の導線を作りたいと思っています。

だからこそ、その日をどんなふうにはじめるか、どんな心の土台を作るか、について。

(以下展示文)
はじまり

静かな朝の空気

前日から少しづつ、形作られてきたその場所に立って

空を見上げる

今日この空はどんなふうに移ろい、

この場所にはどんな景色が広がるんだろう

想像もコントロールもできない自然のなかで

ゆっくりと始まるその日

スタッフみたいになって一緒に設営をしたり

みんながくるまでの時間で、近くの海に撮影に行ったり

木陰でゆっくりと家族だけの時間を過ごしたり

ああ、今日が結婚式なんだなぁっていう、

実感が湧かないような、緊張するような、曖昧で幸せな時間。

じんわりと味わう、プロローグ。

その日を味わうための「余白」はとても大切だと思っています。

一緒に会場を作りながら、出来上がっていく楽しさや

前撮りとは違う、緊張感と嬉しさが込み上げるようなフォトタイム

「みんなの前では読む必要がない」両親へのお手紙の時間も作ることもできます。

支度をしている間に、みんながきて、さぁ始まるよ!ではなく、

流れていく時間を幸せに味わえるような、

「はじまり」にしたいです。

(展示写真)

「この日があって本当によかった」

そう思える1日のはじまりです。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次