
糸島の海辺のゲストハウス、bbb hausは、ふたりが共通して好きな場所。
「祝って!」という感じではなく、みんながリラックスしながら、この夫婦おもしろいなーと思うような、平和で楽しい時間を望んだふたりにぴったりの、優しく澄んだ空気が流れるような場所です。
そして、映画アバウトタイムみたいに、雨でも嵐でも、みんながはしゃいで笑っているようなピースフルな結婚式がしたい!と言っていたふたり。
迎えた当日、それはそれはもう笑うしかないような強風のなか、やっぱり笑っていたふたりの、ピースフルな結婚式。

















挙式は、福岡城東橋教会から矢﨑牧師に来ていただき、執り行われました。春の強風に吹かれながら、みんなケタケタ笑ったり、でも、矢﨑牧師のふたりに向けた温かな言葉に、じんわりと涙を浮かべたり、とても心に響く挙式でした。
強い風のおかげで、お父様の手も加わり、とても可愛いベールダウンになったことも、素敵でした。
挙式の後は、プレゼンが得意な新郎たかしさんによる、自分たちやゲスト紹介のプレゼンタイム。楽しいし、伝わるし、とってもよかった!そして、素晴らしいプレゼン力、私の紹介まで入れてくださる気配り、頭が下がりました。
ウッドデッキで開催予定だった披露宴は、さすがに室内に変更したけれど、それはそれで、みんながぎゅっと近い距離でワイワイして、bbbhausの美味しい食事とお酒を愉しみながら、ふたりも自由に動き回って、ああ、いい時間だなぁって何度も思いました。



























披露宴中に、突然「あ、歌いたいね」ってなったみゆさんとご友人たち。そんな自由な心と、結婚式の楽しみ方が、とっても嬉しかった。
まだまだ風は強かったけれど、この日のみんなの様子を見ていて、これは外でも楽しめる!と思ったので、歌うことも、最後のシーンも、ウッドデッキで風に吹かれながら行うことにしました。
結婚式当日も、それまでの日々も、プランナーとしては、ある一定の常識的な判断や、マナーを守ることに関しての責任は必ずあります。同時に、このふたりなら、このゲストなら、この空気感なら、という、一番楽しそうな、判断をすることも必要だと思っています。
よく笑うふたり、そんなふたりを見て、つられるように笑顔になるみんな、ふたりによく似た笑顔で見守るご家族。
ハイテンションのなかに、温かで優しい空気が流れている、まさに、ピースフルな結婚式でした。
打合せでも沢山笑い合って、これおもしろそうだね!という身軽さで進みながらも、大切にしたい気持ちや、ゲストに過ごしていただきたい心地を見失うことなく迎えた日。
誠実で朗らかな、たかしさんとみゆさんとの日々は、私にとっても平和で楽しいプランナー時間でした。
これからもきっと、日々のおもしろいことを見つけて笑い合っているふたりのことを、応援しています。たくさんの笑い声を、愛しい時間を、ありがとうございました。

photographer / Seigo Ishido
hair make / RR
place / bbb haus
flower / middle world