奄美大島へ

6月。

仕事仲間で友人、な人たちと、奄美大島に行ってきました。

ずっと行きたかった奄美大島。

2025年上半期の婚礼が結び、ゆるゆると心を解こう!というプライベート旅行でしたが、気持ち的には、いつか、できるだけ近い将来に叶えたい、奄美大島のウェディングプロデュースの視察も兼ねていました。

実は、私のルーツは奄美大島にあります。

父も母も、出身、故郷は鹿児島の甑島という長閑な島の、海のすぐそばですが、父の血筋は奄美大島。

だからなのか、飛行機の窓から奄美大島の美しい珊瑚の海岸が見えた時も、島に降り立った時も、ふと涙が出そうになりました。

受け継ぎ、守られ、いただいた命、目には見えなくても、心や体に宿っているものがあるのだと思います。

2泊3日、それはそれは気持ちよく、素晴らしい旅でした。

奄美の海を見るたびに、その透明と青が混ざり合ったような色合いは、なんとも表現がしがたくて、ああ、これが奄美ブルーなのだと思い、お店や公園で出会う人たちの温かさに感動して、いただくもの全てが美味しかった!

お宿は、一棟貸切の貸別荘「佐仁の家」

広い敷地は、マダガスカルアダンに囲まれて、そのすぐ先には、海。

朝も夜も、寄せては返す波の音、あまりにも綺麗で泣けてきた満点の星空。

とにかく、居心地がいいその家で、何度も旅を共にしてきた愉快な仲間たちと自由に食べて飲んで笑って、眠たくなったら眠る3日間。

旅を通じていつも思うのは、好きな仕事をした先に、好きな場所に行き、素晴らしい景色に出会えることの喜びです。

たくさん心が動いた3日間でしたが、私が1番深く心に響いたものは、奄美大島の伝統や、祈りのかたちです。

それはとても静かに、深く、日常に寄り添っているものが多く感じました。

奄美では、「自然のすべてに神が宿る」という考え方があり、山や川、木々にも神様がいると信じられていて、自然のなかに、御嶽(うたき)・御願所(うがんじょ)という祈りの場所があります。

祭りや年中行事で集まって祈りを捧げるときもですが、神々や、ご先祖様に手を合わせることが、自然と人の暮らしのなかに息づいているのだと思います。

目に見えない存在を尊び、「自然と共にある」という心の在り方。

私は、まだまだほんの一部分しか知れていませんが、もっと奄美の文化や根付いているものを学びたいです。

そして、奄美大島での結婚式をプロデュースさせていただける時がきたら、それらをしっかり心に留めて、敬意をもって、向き合います。

奄美大島、また近い将来に、戻ってこれますように。

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