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ふたりらしい結婚式を自由なスタイルで

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私たちのお弁当箱 / 糸島で家族だけのガーデンウェディング

中学生のときに、ホームステイ先で見た森のウェディングに憧れて、家族だけで自然の中での結婚式を望まれたおふたり。
関東に在住で、糸島はおふたりにとって「将来の移住候補地」でした。
とっても穏やかで優しい新郎修平さんと、柔らかいけど芯の強さが伝わってくる新婦美幸さん。
初めてお会いしたとき、それぞれのご家族に対する思いや、お仕事への取り組み方など、たくさん心に響く言葉をいただいたことを覚えています。

「両家の心の距離が近くなるような結婚式」を望まれたおふたりの結婚式は、秋桜が一面に咲く、レストランPinoxのガーデンウェディングになりました。
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挙式は、新婦のお母様のご希望「カトリックの教会での挙式」を叶えるため、糸島カトリック教会にて執り行いました。
信徒ではなくても、柔らかく温かな対応で、挙式を行っていただき、とても嬉しかったです。
退場の時に涙が溢れてしまった美幸さんのお姿と、挙式後の修平さんの力強いご挨拶に、私も胸がいっぱいになりました。

みんなで、レストランPinoxへ移動して、家族だけのピクニックみたいなウェディングのスタート!
このウェディングのコンセプトとなった「お弁当箱」について。
新婦の美幸さんがご自身でされている活動「あなただけのお弁当体験」のことを伺った時、結婚式で表現するべきことにとても通じていると思いました。
その活動は、その人の思い出のお料理や、それにまつわるエピソードを聞いて、世界にたった一つのお弁当を作る、というものです。
お母さんの手料理や、大切な日に食べた特別なものなど、食を通じて思い出す幸せや愛情があり、そのお弁当箱の中には、心を元気にしてくれるものが沢山詰まっています。

最初にお会いした時から、美幸さんの中にあった強いお気持ち。
それは「お母さんが育ててくれた自分だからこそ今がある。その感謝をしっかり伝えたい」ということ。
いろんなお話をお聞きして、新婦様が、お弁当体験の活動をしているのも、ご自身が愛がたっぷり詰まったお母様の手料理で育てられてきたからだということもよく分かりました。
「お母さんが握ってくれたシンプルなおむすびが一番美味しい」と言う美幸さんの言葉を聞いて、お母様がこれまで注いてきてくれた愛情を、カタチとして見えるもの=お料理で表現しながら、新郎新婦がこれまで受け取ってきた愛情や温かな思い出を、できるだけ具体的に伝えていくことが、おふたりの結婚式にはぴったりであると思いました。

関東と福岡で、何度もやりとりを重ねて、シェフに素敵なアイデアが詰まったメニューを作っていただき、おふたりの幸せな記憶がしっかり詰まった「あなただけのお弁当体験 ハレの日バージョン」が完成しました!

当日は、一品ごとのストーリーもしっかり記載された「レター」(美幸さん作で、イラストもとっても可愛くて温かくて「あかねさん用に!」といただいた一部は、たからものです) を一品ごとに美幸さんが読み上げて、みんなで思い出を共有しながら召し上がっていただきました。
新婦家のお正月の定番だった「鯛の姿焼き」は、亡きお父様がお庭で毎年一匹丸ごと焼いていてくれたとのこと。同じように、レストランのお庭でシェフに焼いていただき、大きな鯛を豪快に焼く様子にみんな大盛り上がり!
メニューの中には、美幸さんのお母様と、お父様の思い出の一皿もあり、その結婚式にお父様の存在もしっかり感じられたと思います。

ケーキカットは大きなオムライス型のケーキ。これは、修平さんの思い出。
幼いころ、大きなオムライスをアニメで観て「こんなオムライスを食べたい!」とお母様に言ったら、それからのお誕生日には大きなオムライスに、お母様が新郎様の年齢をケチャップで書いてお祝いすることが恒例になったそう。
大きなオムライス型のケーキに、イチゴのソースでお母様に文字を書いていただいて、ケーキが完成&みんなに囲まれて、ケーキ入刀!

テーブルコーディネートは、美幸さんのお母様が一番好きなお花、かすみ草をたくさん入れて、修平さんのお母様がお好きなシャンパンで乾杯、BGMは修平さんのお父様の趣味である「レコード鑑賞」からレコードをお借りして流しました。
「家族だけ」ならではの、みんなの思いがぎゅっと詰まった時間。

ひとりひとりの紹介からスタートしたピクニックみたいな結婚式のラストは、みんなでひとつの歌を聴きました。
それは、美幸さんのお父様が亡くなる少し前に、家族4人で病室で演奏したという「いのちの歌」
この歌の中に、お父様からのメッセージが詰まっていると、美幸さんが話してくださいました。
これから「家族になるおふたり」そしてそこから繋がっていくそれぞれのご家族、みんなでお父様のメッセージを受けとるようなその時間は、ただ静かに、心に沁みる時間でした。

私は、結婚式には不思議なチカラがあると思っています。
ふだん目に見えない「愛情」や「幸せ」がまるで見えるような、カタチがないものなのに、触れているみたいにじんわりと感じられるような。
その場に姿は見えないお父様の存在が、しっかりと感じられる、そんなチカラです。

この日のキーワード「お弁当箱」は、お料理のことだけではありませんでした。
お料理を軸にしながらも、結婚式の日を自分たちのお弁当箱に見立て、その中にたくさんの幸せな思い出、家族の愛情、ふたりの感謝の気持ちを表現できるように一つ一つ詰めこみ、感謝を伝えながらどんな愛情が注がれてきた日々だったのかを分かち合い、家族同士の「心の距離」が近くなるような結婚式でした。

翌日、おふたりからのメッセージに、90歳のお祖父様含めて、みんながお料理を完食したことや、連絡先を交換しあうくらい仲良くなっていたとヨロコビの報告があって、とっても嬉しかったです。
そして「私たちの想いを運んでくださり、ありがとうございました」という一言も。

プランナーのお仕事は、目に見えるような技術ではなく、何をしたかなんてあんまり明確ではないし、目立たなくていいものです。
すごいことを叶えたり、アイデアを生み出し続けることよりも、おふたりの想いが、正確に、ちゃんと、届けたい人の心に届くように、丁寧に道筋を、おふたりと一緒に作っていくことが、大切だと思っているし、これからも大切にしていきたいです。

とっても穏やかななかにある強さ、大切なものだけをシンプルに大切にしていること、どんな時も周りの気持ちを思いやりくださる優しい言葉たち。
修平さんと美幸さんの結婚式の準備期間、何回も背筋が伸びる思いになりました。

愛情いっぱいの家族の中で育った修平さんと美幸さんもまた、愛に溢れていて、たくさんの温かなチカラをいただきました。
幸せな家族の時間を、一緒に築き、過ごさせていただいて、とても幸せでした。
またお会いできたときに、成長した私であるように頑張ります!

 

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■2019年 10月
■会場:糸島のレストランPinoxガーデン
■ゲスト:約15名
■お料理:あなただけのお弁当体験 × Pinox フルコース
■糸島カトリック教会にて挙式 – 家族だけのガーデンウェディング
CONCEPT / あなただけのお弁当体験
keyword / お弁当箱・ブッシュウェディング・家族の心の距離・素朴・歌

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