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思い出の場所で / 能古島キャンプ村での結婚式

海のそばで、大切な人たちとゆっくりした時間を過ごしたい。
海辺の結婚式場も見学に行ったりもしたけど、なかなかしっくりこなかったというおふたりのご希望は、とてもシンプルなものでした。

何パターンかご提案をした中で、選ばれたのは能古島の海辺での結婚式。
2年間、東京と福岡で遠距離恋愛をしていた新郎Manabuさんと新婦Arisaさんにとって、能古島は何度かデートで行った思い出の場所でした。
「いままで」と「これから」を繋いでいく節目の日にぴったりの場所が見つかって、3人でとってもワクワクしたことを覚えています。

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ゲストはご親族と、ごく近しい友人だけ。
関東地方など、遠方から来てくださる方もいるので、能古島もしっかり楽しんでいただきたいとのお気持ちから、ウェディング会場から10分ほどの「能古島アイランドパーク」の写真撮影からスタートしました。

もうお花が似合いすぎて、可愛くて、思わず寝転ばせちゃったカメラマンの気持ち分かる。
この場所にいた、まだ恋人だったころのふたりを想像しながら、とてもほのぼのとしたしあわせなフォトタイムでした。
ご家族や、ご友人も合流して、みんなでワイワイ撮影スタート!
ドローンも飛ばして、賑やかで綺麗なシーンが残りました。

そしてみんなで、ウェディング会場となる「能古島キャンプ村」へ
絵を描くことが好きなManabuさんとArisaさん
席次表や席札、人前式の承認ボード…おふたりの似顔絵や能古島特産の夏みかんやヤシの木など、とっても可愛いイラスト入りで作成されていて、ふたりらしいアイテムたちに、ゲストもニコニコほのぼのでした。

4月の、まだ静かな海辺でのウェディングセレモニー
ずっとニコニコしながら写真を撮っていたArisaさんのお父様も、可愛い可愛いって言いながら、時には涙ぐむお母様も、とってもArisaさんのことを大切に思っていることが伝わってきました。
そして、誓いの言葉の時に、思いが溢れて涙声になったArisaさん。
挙式中に、そんな風に心から溢れてくる思いをしっかり感じられることは、とても素敵なことだし、大切なことだと思います。

挙式を見届けていただいたあとに、承認のスタンプをみんなに押してもらって、パーティ会場へ。
会場は、能古島キャンプ村にある海の家。
キャンプ村のスタッフの方々の温かで細やかなサポートがあり、安心して当日を迎えることができました。
広々していて頑丈で、雨風の心配もない素敵な場所!

「大切な人たちと、ゆっくり、美味しいお食事を」
お料理はPinoxさんが、春らしく彩りも美しい、もちろん美味しいフルコースを作ってくださいました。
そして、とっても可愛い「能古島ちびサイダー」でカンパイ!

ビーチウェディングって、ワイワイ賑やか!なイメージがあるけど、ManabuさんとArisaさんは「ギラギラした夏の海」ではなくてまさに「穏やか春の海」みたいなふたり。
ウェディングパーティも、ゲストとの会話を大切に、和やかに進行しました。

ウェディングケーキは「海をイメージして」のご希望に応えて、とっても綺麗なケーキをPinoxさんが作ってくれました。
ハーブで色付けした海色のゼリーと、能古島らしいカラフルなエディブルフラワーたち。

そして、ゲームをひとつだけ。
大きなハートが描かれた布を、それぞれのゲストに持ってもらって、新郎新婦がハサミを入れてハートのかたちに添ってカットしていきます。
ハートをたくさんくり抜けた方が、これからの夫婦生活の主導権を握れるでしょうゲーム❤︎
くり抜かれた大きなハートを、お姫様抱っこでくぐって、挙式後にみんなに承認のスタンプをいただいたボードに誓約のサインをして完成。

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クライマックスはArisaさんのお父様の弾き語り。
実はお父様、ほんもののミュージシャンで、しかも写真展も開くようなアーティストで、とってもかっこよかった!
弾き語りは、海辺に合う曲を選んでいただいて、そしてふたりの雰囲気にぴったりな優しい曲で、会場がまた、あたたかな空気に包まれました。

これまでの思い出がたっぷり詰まったふたりの手作りのムービー、嫁ぐ娘に向けたArisaさんのお母様からのお手紙…
愛に溢れた、エンディングシーンでした。

能古島の美味しい蜂蜜NOKOHACHIをプチギフトに配ったら、ふたりもみんなと一緒に船に乗って帰られました。
小旅行気分で、みんなとワイワイできるのも島ウェディングの楽しいところ。

関東と九州
遠く離れたふたりが出会ったことが全然不思議ではなく思える、ほんとうにお似合いのおふたり。
ManabuさんとArisaさんの大切な思い出の場所での結婚式を、プランナーとして携われたことに、改めて、このお仕事をしていてよかったと思います。
「1から準備を始め、龍田さんとの打合せで結婚式がどんどんカタチになっていくのがとても嬉しかったです」
という言葉も。
結婚式までの道のりも、おふたりがとても楽しんでいらっしゃったことが、すごく嬉しいです。

結婚式の後に、おふたりのご自宅にお邪魔した時、お土産にいただいた、Arisaさんが焼いたパン。
柔らかくて味がじんわりと優しくて、作った人が表れるんだって感じました。
私も、新郎新婦さまと一緒に、結婚式を作るプランナーとして、そんなふうに丁寧な作り手でありたいです。

どんなときも誠実さが軸にあって、全てを丁寧に重ねていくManabuさんとArisaさん。
おふたりとの出会い、そして思い出すだけで癒される春の海辺の結婚式。
夏のキッラキラした海が好きだった私が、同じくらい春の海も好きになりました。
優しい思い出をたくさん、ありがとうございました。

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■2019年 4月
■会場:能古島キャンプ村
■ゲスト:30名
■お料理:Pinox フルコース
■ビーチ挙式-海の家にてパーティ
keyword / 能古島・絵・海・歌・思い出

      2020/05/28wedding story

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